ニューメキシコ州南部、果てしなく続く真っ白な大地。ホワイトサンズ国立公園は、石膏が粉砕されてできた世界最大の石膏砂丘地帯だ。しかし、この純白の大地には、誰もが口を閉ざす“奇妙な歴史”と“未解決の謎”が眠っている。

都市伝説や陰謀論、古代人類の痕跡を追い続ける者にとって、この場所はただの絶景では終わらない。


ホワイトサンズ国立公園の基本情報

所在地と概要

ホワイトサンズ国立公園は、アメリカ合衆国ニューメキシコ州のトゥラロサ盆地に位置する。面積は約590km²で、まるで雪原のような純白の砂丘が広がる。

国立公園への昇格

1933年に国定記念碑として指定され、2019年には正式に国立公園へと昇格。現在ではアメリカ国内外の旅行者に人気の観光スポットになっている。

ホワイトサンズを巡る3つの謎

1. 氷河期から残された先史人類の足跡

2021年、この地で発見されたのは約2万3千年前の人類の足跡。この発見は、北米大陸への人類到達の歴史を書き換える可能性を秘めている。氷河期の人類がなぜこの白砂の大地に足跡を残したのか。その理由は謎に包まれている。

参照外部サイト記事:https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/gallery/092901237

2. UFOと軍事実験の影

ホワイトサンズの北にはホワイトサンズ・ミサイル実験場が存在し、1940年代以降、空に謎の光が出現する目撃情報が後を絶たない。ロズウェル事件の現場にも近く、「極秘の地下施設が存在する」という陰謀論まで飛び交う。

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3. 白化した生物たちの謎

この地には、白砂に適応した進化を遂げた生物が存在する。白いトカゲ、白いコオロギ、白いリス…。科学的には“進化”だと説明されるが、一部では「外部からの操作」という説も語られている。


ホワイトサンズ国立公園の楽しみ方

砂丘すべりと異世界トレイル

訪れたなら、真っ白な砂をソリで滑走する「砂丘すべり」を体験したい。さらに、石膏砂丘を歩くハイキングは、まるで異世界に迷い込んだかのような感覚を味わわせてくれる。

白き大地に墜ちる赤陽

ホワイトサンズ国立公園で赤く沈む夕陽。白砂に映る光景は異界のような幻想美と神秘に包まれる。

夜空に広がる別世界

日没後は、光害の少ないこの地ならではの満天の星空が広がる。都市伝説ハンターなら「未確認飛行物体との遭遇」に胸を躍らせるかもしれない。


ホワイトサンズに行くべき理由

ホワイトサンズ国立公園は、美しさと不気味さが共存する場所だ。UFO伝説、先史時代の足跡、白砂に同化した生物たち。すべてが絡み合い、誰も知らない真実が眠っている。

日常に退屈を感じているなら、この場所は間違いなく次の“旅の標的”になる。果たして白い砂漠の中で、何を目撃するだろうか。


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